二度寝についてのエッセイは収録されていないので、注意。あとがきでも触れています。
作者が企業で働いていた時からいろんな媒体で連載していたエッセイを集めた本の第1弾。
津村記久子さんのエッセイも北大路公子さんのと同じで、半年に1冊ぐらい読むぐらいでいいかと思う。
二度寝ができる日にも、できない日にも、みなさんのそれぞれの事情が、それぞれの自責へと導かれないことを切に願う。また、みなさんを幸福か不幸か勝手にジャッジして、口出しをしてくる不埒な人が現れたら、でも世の中にはこんなにどっちでもないことばかり考えている人がいる、とこの本を見せてあげてください。相手を、「のれんに腕押し」という気分にさせる手助けができると思います。
「どっちでもいいことを考えている人」というところが素敵。
- 作者: 津村記久子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/07/14
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログを見る