物語消費しすぎ地獄へようこそ

何かしら作られたもの、作られてしまうもの=物語を消費せずに一日を終われない。

ミューザ川崎シンフォニーホール&東京交響楽団名曲全集第181回


37歳と若い指揮者の川瀬賢太郎さん。その若さを存分に発揮した熱のこもった指揮ぶりがとてもよかった。見ていてこっちまで力が入ったり、ジャンプしたくなるようだった。

ラヴェルのピアノ協奏曲は『のだめカンタービレ』でも有名な曲で、鞭の音から始まるかっこいい曲で、ピアノは超絶技巧の連続だ。
好きな曲を生で聞くことができてよかった。アンコールはこちらもフランスの作曲家の有名曲。昼間に夜の月の光を感じるとは実にぜいたくな時だった。

ベルリオーズ幻想交響曲は、次のような初演時に聴衆に配布することを求めた筋書きの一部からその異常な世界観がみてとれる。

作曲者は、一人の若い音楽家を念頭に置いている。彼は、ある著名な作家があてどな情熱、と呼んだ、心の病に冒されている。

舞台の上手の扉が開いて、舞台の袖からチャイムの音が聞こえたり、イングリッシュホルンが舞台上のオーボエと吹き交わしたり、オペラ的なでも異常な世界を存分に味わった。


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