物語消費しすぎ地獄へようこそ

何かしら作られたもの、作られてしまうもの=物語を消費せずに一日を終われない。

ミューザ川崎 フェスタサマーミューザ KAWASAKI 2022 東京交響楽団 オープニングコンサート

このコンサートの副題は「ジャズとダンス--虹色の20世紀」というもので、ファンファーレ以外は全部初めて聞く曲だった。
そしてジャズよりの楽曲とタンゴやラ・ヴァルス(ワルツの意味)といったダンスに使われる曲が演奏された。
ジャズよりの曲ではエレキベースやドラムといった楽器も加わった。

この中で一番驚きつつも印象に残ったのはクルタークの「シュテファンの墓」だ。
3階席に別動隊がいて、金管と聞いたことのないような音がホールを満たし、夜の墓場にいるかのような少し怖いような感覚をもった。

「ラ・ヴァルス」はバレエのために書かれた曲だそうだが、バレエには重すぎると拒否されて管弦楽曲として書き直されて1920年に初演されたそうだ。
コンサートの最後にふさわしい「大団円!」というような重厚な演奏だった。

メジャーでない楽曲でも聴衆を魅了したジョナサン・ノット演奏家たちへの拍手は舞台の撤収が進む中も鳴りやまなかった。


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