12月は小説を消費したのでコミック消費は少なめの7冊だった。
どんな生き方でも十分にそれを楽しむことができる権利を万人は有していると思う。
クリスマスに自分たちで考えた半分ガチのゲームがめちゃくちゃ楽しそうで、笑ったと同時にうらやましく思った。
箸休めにおすすめ。
新型コロナウィルスワクチンの接種を受けるか受けないかが話題になっていた時期にタイムリーな話題満載。
反ワクチン論者の薬剤師免許をもつ主婦と主人公たちの全面対決とはならなかったが、なかなかに痛快だった。
このエピソードだけでもスペシャルドラマにしてもよいように思った。
産後うつ編。精神保健福祉士の女性の過去も描かれ、ヨワイ先生の奥さんの話が少しずつ出てきた。
読書は「人に言えない習慣、罪深い愉しみ」と呼ぶひとがいるぐらいに個人的でなかなか共有しづらい趣味であると自覚すればするほど、町田さわ子や神崎らこのコミックで出てくる高校生たちをうらやましく思う。彼らが大人になったときに高校時代の読書とそれについて友人たちと話をしたことをありがたくかつ貴重に思うのだろう。
夜野さんが長期入院をする棟のヘルプに駆り出される。
このコミックを読む前にNHKのドキュメンタリーで「ETV特集 ドキュメント 精神科病院×新型コロナ | NHK放送史(動画・記事)」を見た。
コミックの中で昔の環境のよくない精神病院の描写があったが、それは過去のことではないとわかっているとなんともいえなくなる。
長期入院をしている精神疾患をわずらった患者をどう扱うべきなのか。おそらくどの答えも正解であるし不正解でもあるんだろうと思う。