姫川玲子シリーズの短編集。
年上の女性の部下視点の短編「赤い靴」がよかった。
菊田が収まってしまったので、コミュニケーションお化けの検事との仲が気になる。
直木賞受賞作。映画がサブスク見放題に入ったので原作を読んでから見ようと思って購入した。
主人公の臨床心理士の女性がある事件のルポルタージュを書くことになり、その取材で分かっていく事件の顛末、の裏に主人公とその夫の弟の事情も描かれる。
重層的なストーリーでカタルシスがあった。夫がひたすら安定しているのが気になったけど、機能不全家族で育った人博覧会の中でのとりつく島みたいなものなのか。
映画は長い小説をうまくまとめていた。主人公が美人すぎる北川景子というほかは納得のキャスティングだと思った。
映画なので美男美女をそろえてなんぼということはわかっているので、書いてみたかっただけ。