物語消費しすぎ地獄へようこそ

何かしら作られたもの、作られてしまうもの=物語を消費せずに一日を終われない。

2020年度読んでよかった〜コミック編

親とか友だちとか恋とか盆踊りとか

  • 分類:コミック
  • 作者:小玉ユキ
  • 題名:月影ベイベ (1)〜(9)
  • 出版社・レーベル:小学館フラワーコミックα

おわら風の盆で有名な八尾を舞台にした青春もの。
東京から転校してきたミステリアスな雰囲気を漂わせる美少女・蛍子。ある日放課後の教室でひとりおわらを踊る姿を見て陶然となった同級生で近所に住む光。
高校生が伝統の踊りなどに夢中になって取り組んだりする姿はとても美しいとおもう。
小玉ユキのコミックはどれもいい!

芸術にかける青春

  • 分類:コミック
  • 作者:さそうあきら
  • 題名:ミュジコフィリア (1)〜(5)
  • 出版社・レーベル:双葉社アクションコミック

芸術系大学に通う少年とその友だちや先輩、先生との交流。
現代音楽のなんでもあり感がすごく楽しそう。変わった先輩もふりきってて、のだめとはまた違った楽しさがあった。実写映画化されるそうで、確かにこれは映像向きかもしれない。
どんな音楽が聴けるのかが一番楽しみ。

みちお、みちおが足りない

  • 分類:コミック
  • 作者:浅見理都
  • 題名:イチケイのカラス (1)〜(4)
  • 出版社・レーベル:講談社モーニングコミックス

裁判官を主役にした刑事裁判の話。2021年春にドラマ放映される。
刑事裁判に臨む弁護士のドラマは松潤主演の「99.9 刑事専門弁護士」がヒットしたわけだけど、このコミックは主役が裁判官である。
マジメ一辺倒で鳥っぽい風貌の坂間判事、スナック菓子をいつも食べている入間判事、そして彼らの上司である駒場裁判官。チャラい書記官やゆるふわ事務官など、登場人物が皆魅力的だ。

ドラマでは坂間は女性、入間はイケメンになるなど設定がコミックとはかなり異なるけれど、コミックのマジメそうでいてたまにちょっと笑える雰囲気が出ていたらいいな。

コミックは4巻で完結してしまって正直物足りない。ずっと読んでいたいとおもった話だった。これは取材をきっちりやっていたからだろう。登場人物のモデルとなっている人物の著書をあとがきで紹介していて、それもどれも面白そうだった。

刑事裁判のいのち

刑事裁判のいのち

  • 作者:木谷 明
  • 発売日: 2013/08/09
  • メディア: 単行本
「無罪」を見抜く――裁判官・木谷明の生き方

「無罪」を見抜く――裁判官・木谷明の生き方

  • 作者:木谷 明
  • 発売日: 2013/11/28
  • メディア: 単行本
裁判の非情と人情 (岩波新書)

裁判の非情と人情 (岩波新書)