- 分類:小説
- 作者:麻宮ゆり子
- 題名:碧と花電車の街
- 出版社・レーベル:双葉社
- 評価:★★★☆☆
NHKの朝ドラの「ひよっこ」に夢中になったのは昨年だった。
その「ひよっこ」と本書には共通点が多い。
- 主人公の年齢がほぼ同じ
- お父さんに問題があった
- お母さんが働き者
- 大家さんの名前が「富さん」
- 近所の人が親切
本書の舞台は愛知県の大須。戦後何軒もあった映画館を中心に発展した街だ。
そこで母と二人で暮らす高校生の碧(みどり)。
この子が健気でいい子なんだ。
そして「ひよっこ」のみね子とは違って碧には夢があった。
母親以外の家族にはめぐまれなかった主人公だったけど、近所の人が助けてくれる。特に富さんのキャラクターがとても魅力的で、これはもう白石加代子さんしか思い浮かばない。あと、山高帽に黒いマントと高下駄を履いた大男の「山高さん」は山内圭哉さんでどうしても再生されてしまう。
- 作者: 麻宮ゆり子
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2018/04/18
- メディア: 単行本
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