物語消費しすぎ地獄へようこそ

何かしら作られたもの、作られてしまうもの=物語を消費せずに一日を終われない。

ペンギン・ハイウェイ

現在アニメ映画が公開中のこの作品、これまで読んだもりみんのどの小説よりも設定が突飛で、SF?ファンタジー?みたいな小説だった。終始ストーリーにのっていけないまま読了。

小学4年生のアオヤマ少年は、郊外の新興住宅地に突如出現したペンギン、歯科助手のお姉さん、アマゾン・プロジェクト、元は同級生のハマモトさんの研究である〈海〉の研究に日々忙しい。
他の小学生にくらべて格段に頭のよいアオヤマ少年が、謎をといたようなとかなかったような。

ああ、これは恩田陸の『月の裏側』の読後感に似ていると思った次第。
肝心の謎が謎のままなのだ。これはもやもやするわ。

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

月の裏側 (幻冬舎文庫)

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