物語消費しすぎ地獄へようこそ

何かしら作られたもの、作られてしまうもの=物語を消費せずに一日を終われない。

奔馬

豊饒の海」四部作の第2部。
この小説は一言一句噛みしめるように読みたいし、そのようにして読んでいるので時間がかかっている。

清さまの生まれ変わりの19歳の少年が中二病を発症していて、というか前世でも中二病発症してて、それがもうまぶしいというか、もう「うわーーー」となってしまう。
そして今日読んだところのクライマックスが、

出戻りの美女と19歳少年のキスシーン、これきたー

あと、妙に大げさな同志に対する勲の感想

うるさい情緒を押売りするマッチ売りの少女 (p.338)

おまいう。

奔馬―豊饒の海・第二巻 (新潮文庫)

奔馬―豊饒の海・第二巻 (新潮文庫)