物語消費しすぎ地獄へようこそ

何かしら作られたもの、作られてしまうもの=物語を消費せずに一日を終われない。

2020年度読んでよかった本3冊~小説・物語、評論・エッセイ・随筆編

去年と同じく今年も昨年度読んでよかった本を3冊選ぶことにする。
在宅メインとなり通勤時間実質0時間となった。勤務時間外ではサブスクでドラマや映画ばかり見てしまって読んだ本は本当に少なかった。

こんなところで働きたい

働くことや働く人をモチーフにした小説を多く書いてきている中でも、これは著者の登場人物への眼差しが優しいなとおもった。

ターミナル駅から徒歩10分ぐらいのところにある椿ビルディングに入っている会社に勤める30代の女性、20代の男性、塾に通う小学5年生男子が、ビルの物置き場を介してほのかに交流する。それぞれ会社や塾・学校で大なり小なり問題や嫌なことを抱えているが、それをなんとかやり過ごしている。

ビルには他に喫茶店や文房具店、カフェ、エステ店など様々な業種の店や会社が入っている。彼らはそれらの店や会社の人と特別親しい訳でもない。でも荒天の日に助け合ったりする仲でもある。津村記久子らしさ満点で、伏線の回収具合がとても気持ちよかった。お仕事万歳といったわかりやすいメッセージを込めていないのもいい。人の日常の営みとはこういうことなんだとおもった。

ウエストウイング (朝日文庫)

ウエストウイング (朝日文庫)

ギレアデ建国はノンフィクションたりうる

Huluで「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」をシーズン3まで見てからこの原作を読んだ。
原作は超保守宗教国家ギレアデが崩壊したのちの研究学会での発表が最終章で、建国の経緯や崩壊の詳細は描かれないが、保守勢力がマイノリティをどう排除しどうコントロールするのか、そのやり方が実にリアルで、ああ、これってもしかして今の日本かもなとおもったりして酷く気持ちが落ちたりもした。

ギレアデの建国理念は聖書にあり、支配者は白人男性たちで、女性は支配者の妻、女中、侍女、娼婦のどれかに分類され、仕事も財産も持てない。侍女は支配者にあてがわれる出産能力のある女性で、産む機械となって支配者に仕えなくていけない。

男性たちは厳格に階級分けされていて、領土拡張で目覚ましい活躍をしたら支配層に食い込めたり、妻が出産すると支配層になれたりもする。

これらに分類されない男性たちや女性たちは辺境で放射性廃棄物の処理をやらされている。性的マイノリティは処刑される。堕胎をしたことのある医師、堕胎処置を受けた女性も処刑される。処刑があまりに身近で誰も驚かないところが怖い。というか現実にもあるでしょ、こういう国。国民は制服の色でその役割がわかる様になっている。これは以前の中国のようだ。

1985年に出版された本書に書かれていることが35年を経て現実になることを著者は想像していただろうか、というくらいギレアデで行われているようなことが現実の世界で行われている。35年前にはSFのお話だったのに、今はノンフィクションとしても読めるなんて怖い時代になったものだ。人類必読の書だとおもう。

そして昨年続編の『誓願』が出版された。

魂のしぶとさを信じよう

  • 分類:エッセイ
  • 作者:稲垣諭
  • 題名:大丈夫、死ぬには及ばない 今、大学生に何が起きているのか
  • 出版社・レーベル:学芸みらい社

著者は大学で哲学を教える講師。その授業で学生から集めたリアクションペーパーやメールでのやり取りを発端とした、講師と学生の交流の記録。

学生たちのおかれている状況を解説し、病気になったり死んだりしてしまったりしないいわば「魂のしぶとさ」を獲得するための戦略や心の持ちようはどうしたら持てるのか。人の心は案外強いのだということを信じる著者のような先生に出会えた学生たちは幸せだ。

完走&完走予定 2021年冬ドラマ・アニメ

これから最終回を迎えるものもあるのだけれど、今期のまとめ。

ドラマ

監察医 朝顔

フジテレビ系月曜日夜9時放映

今週最終回。
おじいさんの病気だとか、お父さんの不調、お母さんの探索結果、新しい家族のこと、そして連続殺人事件など、いろいろあったなかでうれしかったのは茶子先生の再登場だったな。

www.fujitv.co.jp

アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~

テレビ東京系月曜日夜10放映(終了)

香取慎吾主演の刑事もの。
SNSをきっかけとした刑事事件を警視庁指殺人対策室の面々が解決する話。
K察という闇サイトに警察の情報をリークしていると思われる情報を流す謎の人物アノニマスが誰なのか。
SNS、やるもんじゃないなと思った。

時代遅れの刑事役を香取慎吾が演じた。同期の出世頭を山本耕史が演じたが影が薄かった。

www.tv-tokyo.co.jp

にじいろカルテ

テレビ朝日系木曜日夜9時放映(終了)

岡田惠和脚本。主演は高畑充希
難病を患った内科医が田舎の診療所に赴任し、そこで成長していく話。
岡田作品らしく、設定・人物・出来事がすべてファンタジーで、ちょっと怖くもあった。
村人が病気の内科医が臥せっているその窓の下で励ますために歌をうたうとか、ほっこりエピソードを描いているようでいてホラー味しか感じなかった。

それでも、北村匠海が自分の来し方に思いをはせ、「普通でなんにもない人間」と卑下したあとの村人DJラジオで、自作のデスメタルを流すシーンは声に出して笑ったわ。

www.tv-asahi.co.jp

知ってるワイフ

フジテレビ系木曜日夜10時放映(終了)

主演は大倉忠義広瀬アリス
タイムリープもの。韓国ドラマのリメイク。
銀行員の主人公は家庭がうまくいっていない。暴言を吐く妻に嫌気がさしていて、結婚したことを後悔していて逃げたいと思ってさえいる。ある日不思議な男から過去に戻れる料金所のことを教えてもらい、妻と出会わないようにきっかけとなった日に戻る。
過去に2度戻る主人公の逃げ癖が最低だと思った。

広瀬アリスがとにかくきれいでかわいかった。

www.fujitv.co.jp

ドリームチーム

NHK総合金曜日夜10放映(終了)

主演は山口紗弥加
仕事や家庭に問題を抱えた女性たちが恩師のお別れ会で出会い、高校のバスケ部の寮で共同生活を送るようになる。
料理上手の元主婦の主人公がキッチンカーを始めた中盤でこれが成功するんだろうなと思ったら、わりとすぐに頓挫してこの先どうなるんだろうと思ったところからが本番だった。終わり方が清々しかった。

www.nhk.jp

俺の家の話

TBS系金曜日夜10時放映

宮藤官九郎脚本。
能の宗家の人間国宝が倒れ、出奔していたプロレスラーの長男が実家にもどって宗家の父の介護をすることになる。
伝統芸能の能と介護がテーマの話。

外に子どもをつくって、しかもそれを長いこと自分の養子として扱っていたという、能の宗家でなければただの人間のクズとしか思えない自分の親を介護する子どもたちが本当に偉い。私なら最後までしらんぷりする。
登場時には実在の犯罪者を彷彿とさせる介護ヘルパーの女性の描き方や、別れた妻とその子(発達障害をもつが能の才能があるとされる)と新しいパートナーの関係とか、能の実力は実際どうなの?と思われる長男や、さんたまプロレスの長州力など、大ネタ小ネタ満載で、このドラマはハマる方のクドカンドラマだった。

車いす生活となった認知症を発症した老親の世話とか、療育をうけている発達障害の子など、文字にしてしまうと深刻に感じられる設定もわりとさらりと軽く描くのは好感しかない。
主演の長瀬智也のスーパー世阿弥マシンと袴姿、どちらもかっこいい。

www.tbs.co.jp

バイプレイヤーズ名脇役の森の100日間~

テレビ東京金曜日夜0時放映

撮影所バイプレウッドでの100日間を描く。
バイプレイヤーのみならず、主役を張る役者が脇役として出演する。
正直筋はあまり追っていない。
大杉漣さんがいないのが悲しい。

www.tv-tokyo.co.jp

ナイルパーチの女子会

BSテレ東土曜日夜9時放映(終了)

商社勤めのエリート社員の女性(水川あさみ)が、ずぼらな主婦(山田真歩)のブログを知り、住まいが近所ということもあってリアルでも会うことになる。
しかしエリート会社員の方は人との距離感の取り方を知らない人で、ずぼら主婦がどんどん追い詰められ、いびつな関係となっていく。
途中まではストーカーのようにずぼら主婦に絡んでいくエリート会社員役の水川あさみが怖くてしかたなかったが、同じ商社で働く派遣社員がヤンキー体質で水川あさみを恐喝、さらにずぼら主婦も素敵主婦に大量のメールを送りつけるなど、歯止めのきかない人物だらけになって、これは最後は殺人事件にでも発展するのではと思ったが、わりと現実的な線で物語は終わりとなった。原作がすごいんだと思う。SNSやリモート会議を絡めた演出が秀逸だった。

www.bs-tvtokyo.co.jp

ナイルパーチの女子会 (文春文庫)

ナイルパーチの女子会 (文春文庫)

その女、ジルバ

フジテレビ系土曜日夜11:40放映(終了)

40歳を迎えた独身女性。アパレル企業で働き、長く販売に携わってきたが、倉庫勤務に異動させられてしまう。毎日が単調ででも体にはきつい。
ある日「ホステス(40歳以上)募集」の貼り紙を見つけ、そのバーでアルバイトを始める。
そこから日常は大きく変わっていく、まず見た目が変わると気持ちが変わることに気づく主人公。そして同年代の同僚とも仲良くなっていく。お店のほかのホステスも親切だ。

主演の池脇千鶴が等身大の、いけてない40歳の女性を演じていたのが衝撃だった。くじらママを演じた草笛光子が80代と思えないきれいさが驚愕でしかないのがまたその対比として十分すぎた。

それにしても江口のりこさん、連続でドラマに出ていてすごい。しかもどれも重要な役である。

戦後の復興期と東北大震災からの復興を絡めるなど、これも原作がいいのかな。

www.tokai-tv.com

カンパニー~逆転のスワン~

NHK BSプレミアム日曜日午後10時放映(終了)

総務一筋の中年会社員の男性が異動させられた部署で、会社が長いこと後援してきたバレエ団の後援をやめることになったが、社長の娘がプリンシパルを務めているのでその公演を成功させろという命を受ける。同じ部署に異動させられた陸上部のトレーナーだった女性と一緒にバレエ団の公演成功に向かってがんばるストーリー。

主演は井ノ原快彦。
バレエ団の団員や公演の客演ダンサーが現役のバレエダンサーで、ダンスシーンも見ごたえがあった。宮尾俊太郎の肌が白くてとてもきれいだったわー。
イノッチはじめバレエ団の面々が毎週毎週起きる困難なことに立ち向かい、一つずつ解決していく。毎回エールを送って見ていた。今期一番おもしろかった。

原作は『四十九日のレシピ (ポプラ文庫)』の伊吹有喜。ドラマは原作と違う設定もあったそうなので、読んでみたい。

www.nhk.jp

カンパニー(新潮文庫)

カンパニー(新潮文庫)

...以上ですが、「www.nhk.jp」が録画してあってまだ見ていません。

あと、最終回だけ見て、それも途中で見るのをやめた「火曜ドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』|TBSテレビ」というのもあったか。結局ヒロインが玉森とくっつくのがわかって、チャンネルを変えたんだけど、間宮祥太朗が不憫すぎてならない。既定路線を裏切る展開がやっぱりほしいよね。

アニメ

苦手な異世界転生もの、美少女ものを排除していくと驚くほど食指が動くアニメがなかった。

スケートリーディング☆スターズ

架空の競技「スケートリーディング」に青春をささげる男子高校生の話。
氷上でチアリーディングのような演技をするという競技。
登場人物が大勢すぎて、「ユーリ!!~」みたいに熱中できなかった。

skateleadingstars.com

BEASTARS(第2期)

1期では途中からあまり話題出てこなかった「アルパカのテム食殺事件」が話の中心。
レゴシの嗅覚で犯人はすぐに見つかるが、彼に勝つには力不足だということでパンダのもとで修業を積むレゴシくん。
次回最終回。草食獣のルイ先輩が無理してステーキを食べるシーンとか、今期もグロテスクな場面がけっこうある。

...今期は2本だけだったか。
ただ、録画して見ていないのが「TVアニメ「はたらく細胞!!」」。コミックも完結してしまったので、ちょっと寂しくてまだ見ていない。
コミックはスピンオフがたくさん出ている。

ちゃんと細胞のはたらきをベースにしているのは勉強になっていいけど、別に擬人化した細胞をモチーフにしなくてもよくない?というのもあって、やっぱり本家が一番だわ。

2020年買ってよかったもの・知ってよかったもの

お題「#買って良かった2020

昨年は(今年もだけど)未知のウイルスが跋扈したせいで、50年以上生きてきてまさかこんな生活を送ることになるとは思わなかった、というのがすべての感想だが、それでもその生活を送る上でこれを買って、またはあってよかったなというものがいくつかあったので、記録しておく。

PC関連

パソコンの足

昨年のゴールデンウィークからずっと在宅で、毎日平日は7時間~8時間ぐらいずっとノートPCを使っている。
少し傾斜がつくとタイピングが楽になる。
アルミ製のものも買ったが結局こういう単純で小さいものが使いやすい

BuffaloのLANケーブル

Wi-Fiだとたまにネットワーク接続が切れるといううちの環境では、ルーターとPCをLANケーブルでつなぐのが一番安心。

一時は本棚&うちの人のクローゼットの部屋を書斎みたいになるよう片付けてそこで仕事をしていたが、Wi-Fiに不安があるので今はリビングで仕事している。

テレビつけっぱなしにしていたりとか、たぶん仕事環境的にはあんまりよろしくはないと思うが、だからといって集中が途切れることはない。わたしはやる気がないときは最初からなくて、そういうときはもう休んでしまう。そしてやり始めたらやる気がなくなるということがあまりない。在宅勤務に向いてる?よくわからない。

家電・オーディオ

超音波式加湿器

夏が終わり、冬にさしかかるころから部屋の空気の乾燥が気になりだして、12月に買った。
上部から給水できるのとスイッチがダイヤル式なのがいい。朝は30%ぐらいになっている湿度が、これをだいたい最大から70%ぐらいの出力にすると、つけてから1時間ぐらいで50%前後にまでなる。

たまに異音がするときがあるが、なんかの加減でその音がやむ。どうしたら音が鳴らなくなるのかまだわかっていないところが不満でもあり不安でもある。
3日に一度掃除する必要がある。

洗顔マッサージ器

ストレスのためか肌がものすごく荒れたときに、無理なクレンジングをやめて石けん洗顔に変えた。そうすると毛穴のつまりが気になって、クレンジングオイルなんかだと簡単にとれたりするけど、それだと肌荒れは治らないし、と困っていた時に買ったもの。気にしなくなったというのも大きいかもしれないが、毛穴のつまりがあまり気にならなくなった。

アイリスオーヤマのサーキュレーター

梅雨時の洗濯物の部屋干しに威力を発揮。
それまでは扇風機に手伝ってもらったが、今は扇風機は人間様用に戻ってもらった。

Amazon Echo Studio & Fire TV Stick 4K

プライムデーでEcho Studioは2台購入してホームシアターにして、Hulu、Prime Video、Amazon Music HDを楽しんでいる。
それまでは音楽はもっぱらヘッドフォンやイヤホンで聞いていたが、スピーカーから出る音を聞くのは別ものだと改めて思った。

音はいいと思うけど不満はある。ホームシアターや2台でステレオ再生する場合、ギャップレスアルバム(ライブ盤とかね)を聞くと曲と曲の間に無音がかならず入る。ここを改善してくれたら最高なのだけど。

Campfire Audio Andromeda 2020 有線イヤホン

BAの多ドライバーイヤホン。14万円。こんな高いイヤホンを自分が買うとは思わなかった。
インピーダンスが低いのでホワイトノイズが乗りやすいのが気になったが、アッテネーターで解消した。
シュア掛けが簡単にでき、耳が痛くならない。

finalのイヤホンケーブルを外す道具

イヤホンのケーブルはパチンとはめる、はめるとなかなか外せない。でもこれは一発で外せる。
単純なものだけどすごくいい。おすすめ。

日用品

重炭酸入浴剤 BARTH

においがないのがいい。効果はよくわからないけど、短い時間で汗が出てくるので温まっているんだと思う。
湯船につかる頻度が増えた。

cheero CLIP Light

リケーブル可能なイヤホンを買ったので、ケーブルも増えてきた。
束ねておくのに重宝している。

bodumのフレンチプレス

コーヒーを淹れるのにテクニックを要しないすばらしい道具。
洗うのが少々めんどうくさいけど、ペーパードリップでは除去されてしまう油分も風味に加わり、カフェオレもおいしくいただける。

音楽

ソプラノ歌手 ルチア・ポップ Lucia Popp


Lucia Popp: Song to the Moon (Rusalka)

もう28年も前に亡くなった歌手だけど、去年は本当によく聞いた。彼女の歌唱集のアルバムを2つも購入した(7枚組と3枚組)。
Amazonで彼女のクレジットのあるアルバムを探し、Amazon Music HDで検索して聞いている。YouTubeでもオペラに出演したときの映像がけっこう見つかる。

若い時には本当にかわいらしくて、人気があったんだろうなと思う。母と生年が同じなので、変なシンパシーさえ感じている。
豊かで温かみのある声がすばらしい。ずっと聞いていたい声だ。

指揮者 グスターボ・ドゥダメル Gustavo Dudamel

現在はLAフィルの音楽監督
エネルギッシュな指揮ぶりがかっこいい。
わたしはクラシック音楽には明るくないのでどこがどういいのかうまく言えないけど、もし自分がオーケストラの団員だったら、この人にために最高の音を出して差し上げたいときっと心から思ったことだろう。そのぐらいえくぼがかわいい。


Gustavo Dudamel, Wiener Philharmoniker - Adagio for Strings, Op. 11

グラミー賞 最優秀オーケストラ演奏賞・最優秀アルバム技術賞ノミネート

アイヴズ:交響曲全集

アイヴズ:交響曲全集

レキシ


レキシ -「ギガアイシテル」Music Video

ファンク、さいこう

書籍

マーガレット・アトウッド侍女の物語

Huluでこの本を原作としたドラマ「ハンドメイズ・テイル~侍女の物語」をシーズン3まで見た。
衝撃的過ぎて見終わってもずっと登場人物のことを考えている。シーズン4は今年放映予定だという。

そのあとで原作である本書を読み始めた。
1985年に出版されたこの本の内容がこれほど現実味をもって迫ってくる時代が来るとは。
これについては別途ブログに書くつもり。

去年は続編やグラフィックノベルも出版された。

誓願

誓願


独占配信中!Huluプレミア「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」シーズン1予告編

落語

Amazon Music HDにもっと落語をいれてくれぃ。

桃月庵白酒

とうげつあんはくしゅ。仕事中のBGMに落語はとてもいい。
口跡がよくて声もいい。編集能力がばつぐんで、変なギャグなしで笑わせ、ほどよい毒も持っている。
顔がかわいいし、ずっと若手若手と呼ばれていたから気づかなかったが同い年だった。


2018年1月15日 桃月庵白酒『犬の災難』のまくら

古今亭十八番の「火焔太鼓」はもちろん、「だくだく」みたいなくだらない話もいいし、「芝浜」みたいな大ネタも軽くすっきり演じているところがいいと思う。くささがない。

柳家喜多八

やなぎやきたはち。
柳の宮喜多八殿下。2016年に66歳でお亡くなりになった。
Amazon Music HDにいくつもアルバムが公開されていて、全部聞いた。
ぼやき節のまくらと違って落語に入ると熱演するところが大好きだ。
声は少しガラガラだけど、まったくいやじゃない。もっとたくさん聞きたかった。

「やかんなめ」「棒鱈」「たけのこ」「鈴ヶ森」が最高。ほかのどれも最高だけどね。「子別れ」に八百屋を出してくれる落語家でもあります。

2020年Amazonブラックフライデーセールで買ったもの

なくなりそうなもの、愛用品の代替品を中心に買いました。
ちなみに、プライムデースマートスピーカーを買ったので今回はAmazonバイスの購入はなしです。

セール対象品

電気振動洗顔ブラシ

この数か月謎の肌荒れに悩まされていて、首に痛みのある吹き出物が出る、顔の毛穴にコメドがつまっていて、クレンジングすると顔中ざらざらになる、でも昼は乾燥を感じるという状態で、最近ようやくましになってきたところで、その好転のきっかけが洗顔の見直しでした。固形石鹸で洗う、クレンジングはしすぎないというもので、でもコメド感はまだあるのでオイルクレンジングしないかわりにこういう機械を使ったらどうかしら、という思いで購入。
今日届いて使ったけど、けっこういい感じ。これも使いすぎはよくないのかも。

歯磨き粉

今使っているのがなくなりそうだったから。

乳酸菌飲料

R-1を時々飲むのだけど、似たようなのがあったので購入。
L-137乳酸菌のはたらきは↓
乳酸菌L-137の研究データ | 小腸ケア倶楽部

ファンデーションブラシ

リキッドミネラル | ミネラルファンデーション | ジェーン・アイルデール ジャパン用に。
思ったよりも小さかったけど、小さいほうがこまわりがきくのでよしとする。

下着

グンゼの下着がセール対象となっていたので、くたびれたのと交換するために2種類を購入。

セール対象外品

アッテネーター

一足早い今年の自分へのクリスマスプレゼントはANDROMEDA 2020(Campfire Audio)|ミックスウェーブ[Mixwave] 5ドライバーバランスド・アーマチュア型イヤホンでして、感度の高いイヤホンゆえにヘッドフォンアンプのFiio Q1 Mark IIにつないでもiFi Audio Zen DacにつないでもSony Walkman NW-A55に直差しでもホワイトノイズがとても気になったので、購入。
これでホワイトノイズがまったくなくなるわけではないけど、ないときにくらべてやはり全然違う。気にならないレベルになった。

Amazon以外に3.5mm用のも中古で買ってしまった。
Andromedaはこれからのメインイヤホンにするつもりなので。

明日からのサイバーマンデーでは加湿器を狙おうかな、と考え中。

たぶん完走 今期ドラマ&アニメ

今期ドラマ&アニメもあと1か月半もしないうちに最終回を迎える。今期見ているドラマ&アニメ、たぶん完走する。

ドラマ

この恋あたためますか

TBS系火曜日夜10時放映

どう考えても、中村倫也演じるクールな社長と森七菜演じるヒロインがくっつくのは規定路線で、いいやつで当て馬枠の仲野太賀が本当にかわいそうで気の毒。もはやストーリーはどうでもよくて中村倫也を見るためだけに見ている。

ヒロインのライバルの石橋静河石橋凌原田美枝子の娘なんだそうで、なんか地味なのは髪型のせいじゃないかと思う。彼女がクールな社長とうまくいく予感はまったくない。もっとゆるふわにしたらかわいくなりそうだし、気を持たす展開に真実味をもたせるのではないか。
森七菜は宇多田ヒカルに似ているけど、気づくとりっぱな鼻ばかり見ている。わたしの好みは忘れ鼻系の女優なのだ。

www.tbs.co.jp

恋する母たち

TBS系金曜日夜10時放映

柴門ふみ原作。原作は未読。連載中コミックだからか、今年放映された「女ともだち」に感じた変な古臭さは感じない。
バリキャリ母の吉田羊と、ネトラレ母の木村佳乃、セレブ母の仲里依紗は子どもが同じ私立高校に通うことがきっかけで知り合う。

木村佳乃の相手役の小泉孝太郎がなんだか暗いイメージの役を演じていて非常に新鮮だ。ストレートに感情をぶつける木村佳乃に小声で、でも聞こえるように「めんどくせぇなー」と吐き捨てるシーンは最高だった。
また、吉田羊のビッチぶりもたまらない。バリキャリでかつビッチ。最強ではないか。夫役の矢作さんがかわいそうだけど。
落語家役の阿部サダヲは器用さを発揮して一見落語はうまそうに見える。そばをすするのは練習したんだろう。声優よりもずっとうまかった。江戸の風は感じないけどね。

三者三様の結末の転び具合はなんとなく予想がつきそうな感じがするけど、たぶん最後まで見る。

www.tbs.co.jp

共演NG

テレビ東京月曜日夜10時放映

かつて恋愛関係にあった女優と俳優が25年ぶりに連続ドラマで共演をはたす。25年前から共演NGだった二人だが、そのドラマ、共演NGの俳優だらけだった。という話。陰で仕切る脚本家役の斎藤工はたぶんこれからその暗躍ぶりを発揮するんだろう。

鈴木京香はここのところテレ東でのドラマ出演が続く。このドラマでもとってもきれいだ。おそらく細かいアドリブを入れているのであろう中井貴一との息もぴったり。
ドラマ制作お仕事ドラマとして見ている。正直主役二人の色恋には興味はない。

www.tv-tokyo.co.jp

極主夫道

日本テレビ系日曜日夜10時30分放映

主演の玉木宏が龍になりきっていてよい。婦人会会長のMEGUMIとのからみが最高に笑える。元天雀会会長夫人の稲森いずみが元極妻を楽しそうに演じているのもいい。
この3人を見るために見ている。

でも原作にあるギャグやエピソードで1時間をもたせるのにはかなり厳しいところがあり、なぜ30分ドラマになかったのかといつも思う。
1時間ドラマにするために、原作にない美久に連れ子がいる設定とかいらんことをしなければならなくなったんだと思う。川口春奈はかわいいけど、小学生の子がいるようにはどうしても見えない。

原作で声出して笑ったようなギャグは来年放映のアニメ(龍役は津田健次郎さんだ!やったー!)に期待しよう。

www.ytv.co.jp

漫画『極主夫道』津田健次郎が主演でアニメ化! | アニメイトタイムズ

姉ちゃんの恋人

フジテレビ系火曜日夜9時放映。

脚本は岡田惠和。主演有村架純
有村架純はかわいいけど、3人の弟を養うサバサバ系姉ちゃんにはやはり無理があると思う。小池栄子がその分がんばっているけど、似たような人がきちゃったよ感が否めない。
かつてのファミリードラマ系のBGM多めの演出は現代ドラマには合わない気が。朝ドラ「ひよっこ」にドはまりしたので、岡田惠和脚本ドラマは見るようにしているけど、これはちょっと古臭さを感じる。「ひよっこ」は時代が昭和だったからあの演出がはまったんだな。
つきあってもいない男女が朝のファミレスで肩寄せあって居眠りするとか、ありえないし!どんなファンタジーだ!

有村架純の相手役の林遣都の犯した罪について前回明らかになったので、その後どうなるか、たまに仕事を休むことがある藤木直人演じる配送部の先輩の謎とか、気になるところがあるので最後まで見るつもりではある。

www.ktv.jp

さくらの親子丼

フジテレビ系土曜日夜11時40分放映

シリーズ3作目。

1作目は、真矢みき演じるさくらさんが自宅の古本屋の住居部分を開放して、非行少年・少女や家出少年・少女の居場所として提供し、そこで親子丼をふるまって子どもたちの心を開くというストーリーだった。

2作目は舞台を子どものためのシェルターに移し、そこでさくらさんは食事係として働くようになる。

本作では2作目の続きのストーリー展開で、新キャラとして南海キャンディーズしずちゃん、新人弁護士の新川優愛が登場している。
お昼の帯ドラマ的な演出がやはり古臭い感じだ。これはもうシリーズを最後まで見たいという思いだけで見ている。
前作よりも家裁での場面が増えていて、より問題提起をしようとしているのがわかる。
真矢みきがシリーズごとに普通のおばさんぽくなってきているのがいい。いつ「あきらめないで」と言うか期待しているけど、言うわけがない。

www.tokai-tv.com

監察医 朝顔

シリーズ2作目。
前作で結婚・出産した監察医の朝顔上野樹里)が家族と助け合いながら仕事に取り組む様子が描かれる。一話完結型。
前作同様東日本大震災で行方不明となっている母親探しは行われているが進捗ははかばかしくない。
上野樹里の抑えた演技がいい。

www.fujitv.co.jp

#リモラブ~普通の恋は邪道

日本テレビ系水曜日夜10時放映

今一番前のめりに見ているドラマ。
首都圏にある大手企業の産業医の女性(波瑠)がネトゲで知り合った男性とメッセージアプリで交わす会話が日常の中でほっとする時間をつくっているということに気づき、好意を持ち始める。その相手が実は身近にいる人ではないかと思い出して...

舞台が新型コロナウィルスが蔓延する日本であるからか、妙に今の気分に寄り添っているような感じがする。
最初は波瑠演じる女医の不遜な態度があまり好きではなかったけど、勘違いによる暴走を繰り返す様がかわいらしくいじらしく感じられてきた。
脚本は「スカーレット」や「ホタルノヒカリ」を書いた水橋文美江で、独特なセリフ回しもおもしろい*1

前回メッセージアプリの相手の男性が、やりとしている相手が波瑠だということを知り、最終的にお互い好意を告白しあってめでたくお付き合いが始まった。昔のドラマだとここで元カノや元カレが出てきてひっかきまわすという定番展開があるんだが、さて。

ちなみにわたしは、五文字くんを演じる間宮祥太朗派です。嘘をついて波瑠の心を射止めたけど、後になって嘘を謝って素直な気持ちを表明したところは清々しい青年ではないかと思ったし、子犬を想起させるような様子がかわいいじゃないか。『麒麟がくる』での左馬助役もいいよね。

www.ntv.co.jp

アニメ

ゴールデンカムイ(第三期)

すんません、撮りためたままです。年末年始に見ます。

池袋ウエストゲートパーク

原作読んでる途中。クドカン脚本のドラマは未視聴。
設定が現代に置き換わっても何ら違和感なし。1話完結形式のミステリというのもいい。
真島フルーツの店主、マコトのママが存在感ましましなのも原作と違っていいね。

kamuy-anime.com

体操ザムライ

ユーリ!!! on ICE」を手掛けた制作会社が放つ、器械体操アニメ。

30歳になんなんとする主人公荒垣がふたたび体操の第一線に返り咲こうとする。舞台となるのはアテネオリンピック前の日本。なので二つ折り携帯やアンテナを伸ばすタイプのストレート携帯が登場して妙になつかしい。

しかし体操の場面を見たいのに、なかなかストーリーが進まない。公式試合はまだ1回しかなく、しかも主人公の体操の場面がほとんどなかった。
最初からスケートの場面がたくさんあった『ユーリ~』とは違ったアプローチが吉と出るのか。
アテネオリンピックに主人公は出場できるんだろうか。
栄光の架橋」ははたして流れるのか。

taiso-samurai.com


アテネオリンピック男子体操金メダル 冨田(鉄棒)

*1:男性看護師とその恋人との「かわいいぞ、このやろう」「かわいいぜ、このやろう」と同じようなセリフを繰り返すとかね

上村五十鈴『雑貨店とある』高野雀『しょうもないのうりょく』

はてなブログのキャンペーンに参加してみむとす。

  • 作者:上村五十鈴
  • 題名:雑貨店とある(1)(2)
  • 出版社・レーベル:芳文社コミックス

とある町にある「とある」は喫茶併設の雑貨店で、妙に背が高くてガタイのいい男性が経営していて、男子学生がバイトをしています。
そこにやってくる屈託をかかえたお客さんや、商品を卸す業者や作家と「とある」のお話で、大きな事件なんかは起きない。でも、みんな平気な顔して日常を送っているけど、何かしらもやもやすることとかがあるよね、と寂しくおもったり、登場する喫茶のメニューがおいしそうでちょっとうらやましかったり、登場人物の問題が解決したときにはほっとしたりもする。まだ2巻までしか出ていないので、追いつくのも容易だと思います。

上村五十鈴のコミックスはほかには『星の案内人 1巻 (芳文社コミックス)』(1)~(4)があります。
こちらもいいです。おじいさんが個人で経営するプラネタリウムに迷い込むようにしてやってくる人々の話。

  • 作者:高野雀
  • 題名:しょうもないのうりょく
  • 出版社・レーベル:竹書房バンブーコミックス

人間に「異能」があるという世界の話。
「異能」といってもたとえば
「書類を崩さず積むことができる」
とか
「ポスターをまっすぐ貼ることができる」
とか
「さっきまでいた場所だけがわかる」
「カロリーがわかる」
「物の重さが見ただけでわかる」
「猫にめちゃくちゃ好かれる」
といったちょっとお得な感じというものから
「言ってほしいことを相手に言わせる」
「言ってほしいことがわかる」
というこの異能をもった人同士の会話はどうなるんだろうというのもあります。異能は診断をうけることができて、それを仕事に生かしたり、会社によって管理され各々の異能を生かした部署に人員が配置されるということもやっている(ちょっとディストピア風ですね)。

でも、この世界に生きる主人公のOL(書類を崩さず積むことができるというのともう一つ特殊な異能をもつ)はわりとのほほんと暮らしている。会社の同僚もいい人ばかりなんだけど、有能な社長の無能な弟が会社をひっかきまわしたり、特殊な異能を持ったコンサルの人間がやってきて、とか、多少の波乱があったりも。全般的にはのほほんとした生活を描いています。

開発部の藤原さんという長髪イケメン(この人の異能は超絶特殊)と主人公の女性のラブ的な交流もあり、続きがすごく楽しみなのであります。1巻が出たところです。

変わった能力がモチーフになっているマンガといえば『うちのクラスの女子がヤバい(1) (少年マガジンエッジコミックス)』(1)~(3)というのもありました。これも女子にだけ変な能力がつくという話です。1巻だけ読んだけど続きを読もうとおもっていたのでした。

にわかに音楽をたくさん聴く人になってみる

仕事中には音楽が欠かせない生活ではあるのは変わりないわけですが、先日からAmazon Music HDの無料体験を開始していて、にわかにハイレゾ音源に夢中です。

ハイレゾといえば、これまではハイレゾ音源を買って、さらにそれをそのまま再生できる機械で再生するしかないと思っていたので、まったく興味がなかった。自分には縁のないものと思っていた。
しかし、Amazon Music HDは対応するPCやヘッドフォンがあればハイレゾ音源が聞けると知って、無料体験をしてみたというわけだ。

幸い、5年前に買ったNECのノートPCはYAMAHAのAudioEngineを取り入れていて、いわゆるハイレゾといわれる再生周波数帯の24 bit - 192kHzをクリアしているというのがわかったので、これも家にあったハイレゾ対応ヘッドフォン(SONY MDR-100A。これ再生周波数帯域が5Hz-60,000Hzあってなにげにすごい)をヘッドフォンジャック直差しでハイレゾ音源がそのまま聞けている。ありがたい。ヘッドフォンはイヤーパッドがボロボロだったので替えを買った。

そして、今は音楽を聞き流すのではなくて、音楽を聴くために聴いている感じ。
こういう姿勢で音楽を聴くのは多分ライブに盛んに行っていた時代以来なので、実に新鮮だ。

また、iPadiPhoneでもDACをかませばハイレゾを楽しめるということも知ったので、ヘッドフォンアンプを調達*1

www.fiio.jp

中古で買った。これはLightningに差せるケーブル付きなのだ。イヤホンジャックは2.5mmバランス接続用のもついている。

じゃあ、バランス接続もためそうぜ、ということで手持ちのSennheiser ゼンハイザー オープン型ヘッドフォン HD599 [並行輸入品]用の替えケーブルも買った。

これはいいです。おばさん耳なので違いは多分わかっていないけど、iPad - Fiio Q1 MarkII - Yodonamiバランスケーブル - ゼンハイザーHD599のコンボはほんとにしっくりくる。心地よい音がする。


そうしてこのハイレゾに至る旅の途中でヒラリー・ハーンに出会った。

Retrospective

Retrospective

  • アーティスト:Hahn, Hilary
  • 発売日: 2018/01/19
  • メディア: CD

15歳でデビューした天才ヴァイオリニスト。涼しい顔して超絶技巧曲をさらっと弾きこなす。


Hilary Hahn : Ernst - Der Erlkönig

かと思えばフラフープを回しながらヴァイオリンを弾いてみたり


Hilary Hahn does the Ling Ling Workout

でも練習する姿はたぶん音楽を学ぶ人の誰にもに似ていたり


Hilary Hahn practicing

「よかった、彼女もヒトだった」というコメントがほほえましい。
TwoSetViolinのチャンネルは、歴史的演奏や注目すべき演奏家を紹介する動画もあって、たいへん勉強になります。

それから近所のコンビニで『BRUTUS(ブルータス) 2020年 6月1日号 No.916 [クラシック音楽をはじめよう。] [雑誌]』を手に入れてカティア・ブニアティシヴィリに出会った。


Khatia Buniatishvili plays Piano Concerto No. 2 by S. Rachmaninov

33歳。勢いがある。色気がある。華がある。天才。

また、ポスト・クラシカルという言葉も知った。


Vivaldi Recomposed by Max Richter


Max Richter - On the Nature of Daylight

BRUTUSの特集はありがたくて、いろいろ勉強になる。今は指揮者を調べていて、指揮者によって同じ曲がどう違うのかたくさん音源を聞いてみようと思う。
この雑誌の特集でグスターボ・ドゥダメルという指揮者を知った。


[11] Mambo! • New Year's Eve Concert 2007 from Caracas

ラテンアメリカ出身の人らしく明るくて楽しい指揮だ。

オーケストラ演奏のフル動画をいくつも見たが、えくぼのかわいい表情豊かな指揮を堪能できるのが、サンティアゴ・コンポステーラのオブラドイロ広場で行われた野外コンサートでのベートーヴェン作曲 交響曲第9番 合唱付きだと思う。最後はちょっと泣けてしまった。


Gustavo Dudamel 9th Beethoven Santiago de Compostela (concierto)

若い演奏家も交えて、ロサンジェルス・フィルハーモニックとスコットランドで行ったコンサートも楽しい。途中指揮者のMCも入る。


Gustavo Dudamel and LA Phil Live At Tynecastle | Edinburgh International Festival 2019

アンコールであの曲も演奏する。胸熱。

amazonのサブスクでかなりの音源がいい音で聞けるようになったから、多分これからはCDを買うのはコレクションしているアーティスト以外はなくなると思う。でも、ドゥダメル指揮のCDは買わなくてもBlu-rayは買ってしまいそう。

*1:USB-DACとしても使えるというが、インストールの順番を間違えたせいか、ドライバーをインストールしたのにUSBにさしても充電しかしない。その後付属のケーブルでつないだら認識した