物語消費しすぎ地獄へようこそ

何かしら作られたもの、作られてしまうもの=物語を消費せずに一日を終われない。

チルドレン

あー、これは好きな人は多いよなー
伊坂幸太郎はあまりに人気で逆に手に取らなかったというわたしのよくあるパターン。

登場人物の19歳の出来事と32歳の出来事が交互に出てくる構成とか、始まりから途中までの出来事が結末に向けて鮮やかに収束していく様、伏線の回収具合とか、小説を読んでカタルシスを感じるってこういうことかーと思う。もしかして伊坂作品ってだいたいこんな感じなのかな、と思ったり。『アヒルと鴨のコインロッカー』の映画を見ているので、そんな感想をもった。
登場人物の中では、一見つかみどころがないが妙に自信をもっている陣内が魅力的だった。