物語消費しすぎ地獄へようこそ

何かしら作られたもの、作られてしまうもの=物語を消費せずに一日を終われない。

好きな作家

お題「好きな作家」

好きな作家。

好きな作家といえば、全作品読みたい作家ということになってます、わたしの中では。

津村記久子

最初に読んだのは『アレグリアとは仕事ができない』で、どこへ連れていってくれるかわからない感じが、宮沢章夫岸本佐知子のエッセイと同じぐらいの高揚感を感じる。『浮遊霊ブラジル』が最高に好き。

浮遊霊ブラジル

浮遊霊ブラジル

川上弘美

芥川賞受賞作の『蛇を踏む』から出る小説はだいたい買っている(全部じゃないとこがダメだね~)。温度の低い感じの文章がすばらしくいい。好きなので少しずつ読むのだ。

蛇を踏む (文春文庫)

蛇を踏む (文春文庫)

太宰治

高校の教科書で『人間失格』を読んでから、作家というのは自分の人生を切り売りするものなのか、大変だな、と思ってから高校生のときにはずいぶん読んだ。
太宰が死んだ年齢を過ぎた今読むと、滑稽さが愛しく思える。

人間失格

人間失格

樋口一葉

にごりえ』は明治以後の女性が書いた小説の中で最高傑作だと思う。これを超える衝撃を与えてくれる小説は今までなかった。これを20代前半の女性が書いたかと思うと恐ろしいくらいだ。全集持っています。
日記も面白い。

にごりえ・たけくらべ (岩波文庫 緑25-1)

にごりえ・たけくらべ (岩波文庫 緑25-1)

にごりえ

にごりえ

立原えりか

小学生の時から大好きで、童話もいいけど大人向きなのも、人間のきれいな部分だけではなく闇の部分まで書いていて、子どものときからこの世界は思っているよりも大変なのかもしれないと思ったのを覚えている。
短編が絶品。

わたしとおどってよ白くまさん (講談社文庫)

わたしとおどってよ白くまさん (講談社文庫)

森見登美彦

もりみん。
太陽の塔』『夜は短し歩けよ乙女』でやられました。
『恋文の技術』が最高に好き。天才だと思った。

【Amazon.co.jp限定】 太陽の塔 (特典:新潮文庫の100冊キュンタ 壁紙ダウンロード)

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夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

([も]3-1)恋文の技術 (ポプラ文庫)

([も]3-1)恋文の技術 (ポプラ文庫)

神田茜

講談師の神田茜先生です。
『女子芸人』を読んで全作品読もうと思った。非常に巧みなストーリー展開は新作を多く手掛ける講談師ならではだと思う。

女子芸人

女子芸人

三島由紀夫

『春の雪』を読んで、天才キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!と思った。
雪見に行く馬車の中での美男美女のキスシーン…美しかったな~
非常にビジュアル的で、耽美で優雅、絢爛な文章は一言一句噛みしめるように読みたい。

春の雪―豊饒の海・第一巻 (新潮文庫)

春の雪―豊饒の海・第一巻 (新潮文庫)

奔馬―豊饒の海・第二巻 (新潮文庫)

奔馬―豊饒の海・第二巻 (新潮文庫)

暁の寺―豊饒の海・第三巻 (新潮文庫)

暁の寺―豊饒の海・第三巻 (新潮文庫)

天人五衰―豊饒の海・第四巻 (新潮文庫)

天人五衰―豊饒の海・第四巻 (新潮文庫)